2023年に向けての米国株投資:10年国債利回り低下に注目した株選び | 米国株投資について語る
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2023年に向けての米国株投資:10年国債利回り低下に注目した株選び

作成日: 2022年12月13日

更新日: 2023年03月21日

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はじめに

前回の記事では、米国が不景気に陥る可能性について触れました。

2023年、米国経済は不景気になるのか?

11月のFOMCの議事録からしても、2023年の中頃には米国が不景気になるのは避けられない、と私は考えています。

それでは、2023年に向けて、いまからどんな米国株を買うべきなのでしょうか?

この記事のポイント

  • いま、どんな米国株を買うべきなのか?

いま、どんな米国株を買うべきなのか?

結論から言うと、「米国の10年国債利回りが下がると価値が上がる株」がおすすめです。

だんだんと米国の景気に陰りが見えつつあるいま、上がり切った10年国債利回りがこれから下落すると予想されるからです。

実際、ここ最近の10年国債利回りは、10月から11月にダブルトップを形成して以降、だんだんと下落する動きを見せています。

US10Y bond rate

それでは、「米国の10年国債利回りが下がると価値が上がる株」とは具体的にはどんな株なのでしょうか?

その代表例は、米国の10年国債でしょう。

債券の利回りと債券の価格は逆の関係にあるため、利回りが下がると債券の価値が上がります。

国債を買うのは、なんとなくハードルが高いと思いますが、投資信託で買うと手軽です。

特にBLVというETFが大変おすすめです。

2022年の急速な利上げに伴い下落し続けてきましたが、ここ最近は少しずつ上がり続けています。

楽天証券をはじめとして、国内の証券会社から購入できるので、試しに少しずつ買ってみるとよいでしょう。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/us_search/quote.html?ric=BLV.P

経費率が0.04%と低め、かつ分配金利回りも3.81%と高めなので、長期保有にも向くと思います。

ただし、リスク分散のためにも、一度に買うのは少量に留めておくべきでしょう。

2023年以降、中長期的に長期金利は低下すると見られていますが、2023年の1月のFOMCの結果次第では、短期的には長期金利が上昇し、BLVの価格が下落するかもしれません。

2023年のドル円相場見通し | 三井住友DSアセットマネジメント

BLVの下落リスクも考えると、一度には大量に買わず、少量を定期的に買い付けるのが無難と思います。

終わりに

BLVという米国長期債券ETFをご紹介しました。

投資を行うにあたっては、米国の長期国債利回りを常に見ておくとよいでしょう。

今日発表される11月のCPI等で、短期的には長期国債利回りが再び上昇することもあるかもしれませんが、長期的には下落するのがメインシナリオと考えています。

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